フリテン

麻雀を勉強し始めるとフリテンという言葉を耳にすることがあります。しかし元々この言葉は麻雀の世界で使われていたわけではありません。いえ、概念そのものが無かったと言ってもよいでしょう。

それは麻雀の母国の雀荘を覗いてみると分かります。中国では麻雀が盛んに行われていますが、日本人のように捨て牌を大事にするわけではなく、いい加減に扱っています。

中国人の考えでは自分の河を持たないため、捨て牌を自分専用の牌だと捉えていないのです。

他方、日本の雀荘では中国式の麻雀とは細部が異なる麻雀が繰り広げられています。そこでは捨て牌もまた大切に扱われ、自分の牌として整理されているのです。この慣習が徐々にフリテンと呼ばれる概念を形成したと考えられています。

では日本式麻雀特有の概念であるこの「フリテン」とは一体何を意味するのでしょうか。あまり難しく考える必要はありません。対戦相手が捨てた牌に対して取るべき行動は同じ牌を捨てることですが、必ずしも安全とは限りません。

アタられることがあります。

また待ちになってしまうこともあるでしょう。

その場合、フリテンが無ければ残すことになりますが、日本式麻雀ではその行為があまり紳士的ではないと考えられるようになり、自然とフリテンルールが出来上がったのです。

つまり現在の日本式麻雀では捨て牌でロン上がりすることはできないのが一般的です。このルールが中国のそれと比べてどうであるのかはあまり意味のない議論かもしれません。

中国のようにロン上がりやツモ上がりに点数が払われるのも面白いですから。ところでフリテンルールが広まっていく過程で、日本の雀士の心理はどのように動いていたのでしょうか。

       

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